扁鵲
古代中国きっての名医に扁鵲という医者がいる。
中国において扁鵲は名医の代名詞にもなり、後世とびきりの名医が出ると、扁鵲の再来などど称して称賛するそうです。
この扁鵲が次のような患者の病気は治せないと断言しています。
@.おごり高ぶって道理をわきまえない人
A.身体を粗末にして財産を重んじる人
B.衣食の節度の保てない人
C.陰陽ともに病み、内臓の気が乱れきった人
D.やせ衰えて薬が服用できない人
E.巫(おがみやさん)を信じて、医を信じない人
参考図書【新版 漢方の歴史】小曾戸洋 著
扁鵲は春秋戦国時代(前八〜前三世紀)の人されます。
この時代の名医の言葉が、現代にも通ずるところがあるとは非常に驚かされます。